フリーモデルとして活動の幅を広げてきたあなたへ。
さらなるステップアップとして「モデル事務所への所属」を考えたことはありませんか?
事務所に所属することで、仕事の規模が大きくなったり、自分では出会えなかったチャンスが巡ってきたりと、新たな可能性が広がります。
しかし、同時に「どんな準備が必要?」「自分に合う事務所ってどう探すの?」といった不安も多いはずです。
この記事では、私たちMODEL Bookmark 編集部が、現役モデル監修のもと、フリーモデルから事務所所属への転身を成功させるための具体的な「3つのステップ」を徹底解説します。
あなたのこれまでの経験を最大限に活かし、夢への次の一歩を踏み出すためのヒントがここにあります。
Contents
なぜ今、事務所所属?フリーモデルとの違いとメリット・デメリット
まずは、フリーモデルと事務所所属モデルの違いを正しく理解することから始めましょう。
自分にとって事務所所属が本当にベストな選択なのか、メリットとデメリットをしっかり比較検討することが大切です。
フリーモデルと事務所所属モデルの決定的な違い
働き方には、それぞれに良い面と注意すべき面があります。
一番の違いは、営業活動からトラブル対応まで、誰が責任を持つかという点です。
- 仕事の取り方
- フリー:自分で営業するか、紹介やSNS経由で直接仕事を受ける。
- 事務所:マネージャーが営業活動を行い、オーディション情報などを提供してくれる。
- ギャランティ交渉
- フリー:クライアントと直接交渉する。知識や交渉力が必要。
- 事務所:マネージャーが経験に基づいて適正な金額を交渉してくれる。
- スケジュール管理
- フリー:すべて自己管理。自由度が高い反面、調整が煩雑になることも。
- 事務所:マネージャーが一括で管理してくれるため、モデル活動に集中できる。
- トラブル対応
- フリー:撮影現場でのトラブルや契約上の問題も、すべて自分で対応する必要がある。
- 事務所:事務所が間に入ってクライアントと交渉し、モデルを守ってくれる。
事務所に所属する4つのメリット
事務所というパートナーを得ることで、フリーランスの時にはなかった多くのチャンスが生まれます。
特に大きなメリットは以下の4つです。
1. 仕事の幅と質の向上
個人ではなかなかアクセスできない、大手企業の広告や有名ファッションブランドのショーなど、大規模な案件に参加できるチャンスが格段に増えます。
事務所が持つ業界内での信頼とネットワークが、あなたの可能性を大きく広げてくれるでしょう。
2. 手厚いサポート体制
面倒なギャラ交渉や複雑なスケジュール調整、契約書の確認などをすべてマネージャーに任せることができます。
あなたは目の前の仕事に集中し、モデルとしてのパフォーマンスを最大限に発揮することだけを考えれば良くなります。
3. スキルアップの機会
多くの事務所では、所属モデル向けにウォーキングやポージング、演技などのレッスンを提供しています。
プロの講師から指導を受けることで、自分の弱点を克服し、表現の幅を広げる貴重な機会となるでしょう。
4. 社会的信用の獲得
「〇〇事務所所属のモデル」という肩書きは、クライアントからの信頼に繋がります。
事務所が間に入ることで、仕事の進行がスムーズになったり、より良い条件で仕事ができたりと、活動全体が安定しやすくなります。
知っておきたい事務所所属のデメリットと注意点
もちろん、良いことばかりではありません。
フリーランスの自由さに慣れていると、事務所の方針に窮屈さを感じることもあるかもしれません。
例えば、受けたい仕事があっても事務所のイメージに合わないと判断されれば、断らざるを得ないケースもあります。
また、当然ながらマネジメント料が発生するため、ギャランティの全額が自分の収入になるわけではありません。
【ステップ1】徹底した自己分析と”武器”の準備
事務所のオーディションは、自分という商品を売り込むプレゼンテーションの場です。
まずは、自分の「強み」や「魅力」が何なのかを明確にし、それを効果的に伝えるための”武器”を準備しましょう。
フリーでの実績を「強み」に変える自己分析
「自分はどんなモデルなのか?」を言葉で説明できますか?
まずは紙とペンを用意して、これまでの活動を客観的に振り返ってみましょう。
- 得意なジャンルは?(例:アパレル、ビューティー、ブライダル、パーツモデルなど)
- どんな実績がある?(例:〇〇というブランドのECサイトモデル、雑誌〇〇に掲載など)
- クライアントからどんな評価をされた?(例:「ポージングのバリエーションが豊富」「明るい雰囲気で現場が和む」など)
これらを書き出すことで、あなたの個性やアピールすべきポイントが明確になります。
これが、事務所に「このモデルと一緒に仕事がしたい」と思わせるための土台となります。
差がつく!ポートフォリオ(ブック)の作り方
ポートフォリオは、あなたの可能性を伝えるための作品集です。
ただ綺麗な写真を並べるだけでは不十分。
「私を採用すれば、こんな表現ができますよ」ということを示す必要があります。
写真を選ぶ際は、笑顔の写真だけでなく、クールな表情、アンニュイな表情など、表現の幅を見せることが重要です。
アパレル、ビューティー、着物など、様々なジャンルの写真を入れて、対応力の高さもアピールしましょう。
最近では、Canvaなどの無料ツールを使って、自分でおしゃれなポートフォリオを作成することも可能です。
最新版に更新!宣材写真(コンポジット)の重要性
ポートフォリオが「これまでの実績」なら、宣材写真は「現在のあなた」を伝える最も重要な名刺です。
フリー時代の写真が古くなっているなら、この機会に撮り直すことを強くおすすめします。
オーディションの書類選考は、この宣材写真でほぼ決まると言っても過言ではありません。
体のラインがはっきりとわかるシンプルな服装と、あなたの素材が伝わるナチュラルメイクが基本です。
スタジオ選びに迷ったら、モデル撮影に慣れているカメラマンがいるスタジオを選ぶと安心でしょう。
【ステップ2】未来を左右する!自分に合うモデル事務所の見つけ方
準備が整ったら、いよいよ所属したい事務所を探します。
事務所選びは、あなたの今後のキャリアを大きく左右する重要な決断です。
焦らず、じっくりと自分に合う場所を見つけましょう。
事務所の種類と特徴を知ろう
モデル事務所と一言で言っても、その規模や得意分野は様々です。
- 大手事務所:テレビCMや雑誌など、幅広いジャンルの大きな仕事が多い。サポート体制が手厚い分、競争も激しい。
- ファッション系に強い事務所:ファッションショーやアパレルブランドの仕事が中心。高身長でスタイルが良いモデルが多く所属。
- 広告系に強い事務所:親しみやすさや清潔感が求められる広告案件に強い。幅広い年齢層のモデルが活躍。
自分が将来どんなモデルになりたいのか、どんな仕事がしたいのかを考え、その方向性に合った事務所を選ぶことが成功への近道です。
失敗しない事務所選びの5つのチェックリスト
気になる事務所が見つかったら、応募する前に必ず以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- 所属モデルの活動実績
公式サイトを見て、所属しているモデルがどんな仕事をしているかを確認しましょう。
あなたの目標とする活動をしているモデルが多ければ、その事務所はあなたに合っている可能性が高いです。 - 事務所の得意なジャンル
事務所の公式サイトやSNSに掲載されている仕事内容をチェックし、自分のやりたいことと一致しているかを確認します。 - レッスンやサポート体制
未経験者向けのレッスンだけでなく、所属後のスキルアップをサポートしてくれる体制があるかは重要なポイントです。 - 契約内容の透明性
面談の際に、マネジメント料の割合や契約期間、費用負担について明確に説明してくれる事務所を選びましょう。
お金の話を曖昧にする事務所には注意が必要です。 - スタッフやマネージャーとの相性
最終的には「人」との相性が大切です。
面談やオーディションの際に、スタッフの方々が親身に話を聞いてくれるか、信頼できそうか、といった雰囲気も判断材料にしましょう。
応募方法とアプローチのコツ
多くの事務所は、公式サイトにオーディション情報や応募フォームを設けています。
応募書類の自己PR欄では、ステップ1で行った自己分析を活かしましょう。
「フリーモデルとして〇年間活動し、主に〇〇のジャンルで〇〇といった実績を積んできました。セルフマネジメント能力には自信があります。今後は貴社のサポートのもと、さらに活動の幅を広げ、〇〇のようなモデルになりたいと考えております。」
このように、フリーでの経験を具体的なスキルとして伝え、事務所に所属したい理由を前向きに語ることが好印象に繋がります。
【ステップ3】経験を自信に!オーディションと面談の突破法
いよいよ最終関門、オーディションと面談です。
フリーで活動してきた経験は、あなただけの大きな武器になります。
自信を持って、ありのままの自分をアピールしましょう。
フリー経験者だからこそ響く自己PR術
面接官が知りたいのは、「なぜ今、フリーから事務所に所属したいのか」というあなたの意志です。
「フリーの活動に限界を感じて…」といったネガティブな理由ではなく、「フリーで培った経験を活かし、さらに大きなステージで挑戦したい」というポジティブな熱意を伝えましょう。

クライアントとのコミュニケーション能力や、現場での対応力、スケジュール管理能力など、フリー活動で自然と身についたスキルは、事務所にとっても大きな魅力です。
具体的なエピソードを交えて話せると、より説得力が増します。
【現役モデル監修】面接でよく聞かれる質問と回答例
オーディションの面接では、定番の質問がいくつかあります。
事前に自分なりの答えを準備しておくと、当日落ち着いて対応できます。
- 「なぜうちの事務所なのですか?」
→「〇〇さんのようなモデルになりたいと思っており、〇〇さんが活躍されている貴社に魅力を感じました。」など、その事務所を選んだ具体的な理由を伝えましょう。 - 「どんなモデルになりたいですか?」
→憧れのモデルや目標を具体的に話すことで、あなたの熱意と将来性を示します。 - 「フリーで一番大変だったことは?」
→大変だった経験から何を学び、どう乗り越えたかを話すことで、あなたの問題解決能力をアピールできます。
服装・メイク・立ち居振る舞いの最終チェック
オーディション当日は、あなたの魅力が最大限に伝わる状態で臨みましょう。
- 服装:体のラインが綺麗に見える、無地のTシャツにスキニーパンツなど、シンプルで清潔感のある服装が基本です。
- メイク:作り込みすぎず、素肌の綺麗さがわかるナチュラルメイクを心がけましょう。
- 立ち居振る-舞い:会場に入るところからオーディションは始まっています。明るい挨拶、綺麗な姿勢、ハキハキとした受け答えを意識するだけで、印象は大きく変わります。
よくある質問(FAQ)
最後に、フリーモデルから事務所所属を目指す方々からよく寄せられる質問にお答えします。
Q: フリーから事務所に所属するのに、年齢制限はありますか?
A: 事務所や目指すジャンルによって異なりますが、近年はモデルの需要も多様化しており、年齢制限を設けていない事務所も増えています。
大切なのは年齢よりも、これまでの経験やご自身の個性、そしてモデルとしての将来性です。
まずは気になる事務所の募集要項を確認してみましょう。
Q: 事務所に所属する際、登録料やレッスン料はかかりますか?
A: 事務所によって方針は様々です。
契約前に費用に関する説明をしっかり行い、書面で契約を交わす信頼できる事務所を選びましょう。
不明瞭な費用を請求する事務所には注意が必要です。
現役モデルの視点から、信頼できる事務所の見極め方も本編で解説しています。
Q: フリーで受けていた仕事は、事務所所属後も続けられますか?
A: これは契約内容によります。
所属前に継続したい仕事がある場合は、必ず面談の段階で相談しましょう。
事務所によっては、これまでのクライアントとの関係性を尊重し、マネージャーが間に入る形で継続できるケースもあります。
正直に話すことが信頼関係の第一歩です。
Q: 複数の事務所に応募しても良いのでしょうか?
A: 問題ありません。
複数の事務所を比較検討することで、自分に最も合う場所を見つけやすくなります。
ただし、オーディションや面談が進んだ段階では、誠実な対応を心がけることが大切です。
Q: 事務所に所属すれば、必ず仕事が増えますか?
A: 事務所はあくまでチャンスを広げるためのパートナーです。
所属後も、レッスンに励んだり、自分磨きを続けたりと、自身の努力が不可欠です。
事務所のサポートとご自身の努力が合わさることで、仕事の増加やキャリアアップに繋がっていきます。
まとめ
フリーモデルから事務所所属への転身は、あなたのキャリアを大きく飛躍させる可能性を秘めた重要なステップです。
大切なのは、これまでのフリーとしての経験を「強み」として捉え、自信を持って次のステージに進むこと。
今回ご紹介した「自己分析と準備」「事務所選び」「オーディション対策」の3つのステップを参考に、あなたにぴったりのパートナーを見つけてください。
MODEL Bookmark 編集部は、あなたの夢を心から応援しています。
さあ、新たな一歩を踏出しましょう。
大切なのは、こうしたデメリットも理解した上で、自分の方針と事務所の方向性が合っているかを見極めることです。