モデル事務所・エージェンシーの所属オーディションやコンテスト、面接を勝ち取ってさあ専属契約だということなった皆さん、おめでとうございます。
これも日々の努力の賜物かとおもいます。
これからモデルとして活躍していってください!
と言いたいところですが、専属契約を締結する前に絶対に行っておかないといけないことがあります。
それはモデルとモデル事務所・エージェンシーの専属契約書の内容の確認です。
ここの内容を確認しておかないと今後大変なことになる可能性が高いです。
極端な例ですが、ここのモデル事務所・エージェンシーに専属契約した後、別の事務所に移籍することができません。などと記載のある契約書もあるところはあります。
ここでかわす内容は「専属契約」です。ただの約束ではなく「契約」です。
「契約」の意味調べてもらうとわかるかとおもいますが、契約は双方が合意したため締結される約束です。
モデル事務所・エージェンシー側が極端な内容を契約書に記載していたとしても、落ち度が全て向こうにあるとは言い切れない状態に陥ってしまいます。
そのためモデル事務所・エージェンシーをかわす契約書は隅々まで確認しておくことをオススメします。
でも契約書なんて難しい言葉がばかり書いてあってどこを見ればいいかわからない、
チェックすべき点がわからなくて困っている、
という方のために今回はモデル事務所・エージェンシーの契約書のチェックポイント、確認すべき点を説明していきます。
オーディションやコンテスト、面接に受かった安堵感で何も考えず契約することだけは避けましょう。
モデルとモデル事務所の契約って?
まずモデル事務所・エージェンシーとモデルの契約について簡単に説明していきます。
モデル事務所・エージェンシーは契約を結ぶことにより「業務委託契約」という契約を結ぶことになります。
業務委託契約について簡単に説明すると、モデル事務所・エージェンシーが受けた仕事をモデルという外部の人間に仕事を委託するということになります。
業務委託契約では委託元、仕事を依頼してきたクライアントと契約を結ばずに仕事を受けることができます。
モデルの場合、多くの委託元があり、仕事も多いモデルは多いのでいちいち契約しては手間がかかるためこのような契約形態になっています。
なので基本的には仕事をしたときにしか報酬が発生しない仕組みになっています。
例外としてプロダクションやモデル事務所・エージェンシーの中には基本給が存在するところもあります。
契約書のチェックすべきポイント
モデルとモデル事務所・エージェンシーの契約形態についてざっくりと説明しましたが、
肝心の契約を結ぶ内容のチェックポイントについて簡単に説明します。
契約期間の確認、更新時期の確認
まず確認しないといけないポイントは、
自分の契約期間の確認、更新時期の確認です。
携帯電話や、光回線のようにモデルの契約にも契約期間や更新期限というがあります。
事務所にもよりますが基本的に初めて専属契約を結ぶ事務所とは3年の契約になることが多いです。
そして契約の更新はモデル側から何も申告がなければ自動的に更新される内容がほとんどです。
そして契約の更新をしない場合は事務所を退所したい1~3ヶ月前までに申告をすると言った形になります。
ここの契約期間が自分が想像している期間よりも短かったり、長かったりしないようにしっかりと確認した上で契約をしてください。
モデルとモデル事務所・エージェンシーが契約期間で揉めることはよくあることです。
ギャラの割合
続いて重要な点です。
モデルをする上でギャラが魅力的であるというのもポイントでしょう。
そのギャラの割合が法外な数字が記載されていないかは確実にチェックしましょう。
事務所によって全くギャラの割合が違うので一概にこうとは言い難いのですが、
モデル:モデル事務所・エージェンシー=6:4
よりも悪い条件だった場合は契約の際、注意しましょう。
またそれ以外にも事務所によって仕事の紹介手数料を取ってくるところもあります。
ギャラ関連は納得のいく条件になるまである程度は話し合いをする必要があるかもしれません。
罰則事項の確認
最後に罰則事項を確認しておきましょおう。
事項によっては法外な違約金を請求される場合があります。
金額やどのような場合、請求されてしまうのかは必ず確認しておきましょう。
明らかに記載内容がおかしい場合は法律の有識者に確認してもらうといいでしょう。
契約書は事務所をモデルの信頼の架け橋
モデルの契約書の確認すべきポイントについて簡単に説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
ギャラや契約期間についてはよくもめることがあるため、しっかりと確認をして専属契約を結ぶようにしましょう。
基本的にはモデル事務所はモデルの見方になってくれる大切な存在です。
契約に関してはしっかりと納得して契約することをオススメします。