激しい競争を勝ちぬいて仕事を獲得する必要があるモデル業界。
倍率数万倍というオーディションに合格し、やっとの思いで企業のイメージモデルとして採用されます。
そこで今回は実際にキャスティングされるまでの流れと、キャスティングされやすいモデルの特徴をご紹介します。
本記事の内容を覚えて、企業からキャスティングされやすいモデルを目指しましょう。
モデルがキャスティングされるパターン
モデルがキャスティングされるときのパターンはおもに3つです。
モデルがどのような雇用形態で活動しているかによって、仕事の獲得方法は異なります。
①芸能事務所・プロダクションから依頼される
事務所やプロダクションに所属しているモデルであれば、その管理者側からお仕事を依頼されることがほとんどです。
キャスティング条件は管理者と相談して決定し、その後オーディションに合格すると、実際にモデルとしての活動ができます。
また、依頼されたからと言ってかならずその仕事をするわけではありません。
自分の希望条件に見合っていない場合は、お仕事を断ることもできます。
②キャスティング会社から依頼される
モデル事務所やプロダクションがキャスティング会社と提携している場合は、キャスティングから所属事務所に依頼がくることもあります。
キャスティング会社はモデルの選定や契約、撮影までの一連の流れをすべて請け負う会社のことです。
事務所が直接企業からの依頼を受けるか、間接的にキャスティング会社を挟むかの違いなので、モデルは直接事務所から依頼されるのと変わりはありません。
③直接依頼される
最近増えているのが、SNSやマッチングサービスから直接依頼されることです。
インターネットの発達により、フリーランスのモデルとして活動している人も増えています。
直接依頼されるため、契約の条件や撮影日程などのスケジュールは自分で管理をおこなうというデメリットはありますが、幅広い仕事の中から自由に選択できます。
また、直接依頼は事務所を挟まないので、報酬も高額になることがあるでしょう。
モデルがキャスティングされるまでの流れ
モデルがキャスティングされて、実際にお仕事を開始するまでの流れは、以下の通りです。
一連の流れを詳しく見ていきましょう。
①事務所やプロダクションからモデルを指名または選出
企業から所属事務所に来た依頼を基に、所属事務所がモデルを指名または選出します。
中には「このモデルが良い」と指名する企業もあります。
企業の商品やブランドイメージに合うモデルがいないかを選出し、企業と撮影までのスケジュールを定めていくのが一般的です。
②キャスティングする際の条件確認
キャスティングしたいモデルが定まったら、キャスティングにかかる費用、撮影の日程などを細かく調整していきます。
このときに、モデル採用に関する一次オーディションが開催されることもあります。
③オーディション
キャスティングするための条件確認が終わったら、実際のオーディションが開催されます。
事務所から選出されたモデルが、写真では伝わらない雰囲気やキャラクターを存分にアピールする場です。
CMでの演技をおこなったり、立ち振る舞いを披露していきます。
オーディションが終わったら、合否が通知され、実際にお仕事をしていくのです。
④契約(肖像権、料金)の管理
見事企業のモデルに採用されたら、契約の条件を再確認します。
モデルの肖像権に関する規定も細かく定めた後に、契約を結びます。
契約から撮影までのすべてを終えたら、業務遂行です。
キャスティングされやすいモデルの特徴とは
キャスティングされやすいモデルにはいくつかの特徴があります。
これからモデルとして活動していくうえでは重要な要素になるので、確認しておきましょう。
企業や商品のブランドイメージに見合っている
キャスティングされるのは、容姿端麗なモデルばかりではありません。
一般的にモデルは、企業や商品の広告塔です。
どれだけ容姿に自信があっても、企業のイメージと合っていなければ、選出されることはないでしょう。
どのイメージにも合うモデルではなく、自分の強みが生きるようなモデルを目指した方が得策だといえます。
モデルが持っているファン層とターゲット層が合っている
モデルが抱えているファン層と企業が宣伝したいターゲット層が合っていることも大切です。
企業の商品やブランドイメージを伝えるのがモデルの仕事ですから、それらがマッチしなければ必然的に依頼はされません。
これからの時代はインターネットの発達により個人でもたくさんの情報発信ができます。
事務所との契約条件は考慮する必要がありますが、ファンを獲得するための発信活動はモデルにとって必要不可欠になるでしょう。
「キャスティングされるモデルの特徴」まとめ
今回は、キャスティングされるモデルの特徴をご紹介しました。
企業に採用されるのは単に容姿端麗なモデルだけではありません。
企業の商品やブランドイメージに合ったモデルが選ばれます。
オールラウンドなモデルを目指すのではなく、自分の強みを活かしたモデルになることが、これからの時代に必要になるでしょう。