モデルになることはできたが、具体的に何をすればいいかわからないという方、
意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか。
モデルをする上で必要なスキルや知識はたくさんあります。
しかし、まず行なっておくべきことがあります。
それがモデルの撮影風景・現場の様子を知ることです。
実際の現場や撮影風景を知ることによって自分に必要なスキルが見えてくるといったこともよくあります。
ただモデルの撮影風景や現場に同行する機会は実はあまり多くありません。
それに加えてご時世的に現在は同行を希望しても、現場の人数のキャパが限られていることが非常に多いです。
そこで今回はモデルの撮影風景・現場について具体的に解説していきます。
これからモデルになるけど現場ってどんな感じなんだろう?
モデルになりたいけど現場のイメージがつかない。
といった方は是非とも参考にしてみてください。
モデルの撮影現場!大きく分けて2つの現場がある
さて、モデルの撮影風景・現場について説明していくわけですが一口に現場といってもたくさんあります。
そこでまずはモデルの現場である2つについてご説明します。
モデルの現場 スタジオ撮影
モデルになりたい皆さん、モデルの皆さんであればスタジオをいう言葉を聞いたことがあるかと思います。
スタジオとはどのような場所を指すかと言うと、写真撮影のために作られた場所、ロケーションになります。
色とりどりの幕の背景や、フォトジェニックな内装やインテリアが配置されているものなど一口にスタジオと言っても様々です。
撮影用に作られている空間のため当然ですが、撮影に適している空間、カメラマンさんにとっても動きやすい空間になります。
外や特定の場所に移動せずとも、さらには天候に左右されずに撮影できるのがメリットとなっています。
そのためよくスタジオを個人で所有されているカメラマンさんもいらっしゃいます。
モデルの現場 ロケ撮影
スタジオ撮影と別の撮影撮影現場についてご紹介しましょう。
スタジオ撮影とは別のロケ撮影とはどのような撮影現場を指すのでしょうか。
ロケ撮影とは外であったり、スタジオ以外での撮影のことを指します。
例をいくつかあげると、結婚式場、商業施設といった屋内での撮影、公園や海といった屋外での撮影を総じてロケ撮影と言います。
スタジオ撮影では表現できない景色や、その場所のプロモーションの際の撮影現場となります。
ロケ撮影の場合、ほとんどの場合が撮影の場所ではないため、カメラマンさんが撮影をしやすくする状況を作るために現場作りをされる際がほとんどです。
そのためモデルの待機時間が多くなってしまうケースが多くあります。
スタジオ撮影とロケ撮影、
どちらの現場で仕事があったとしても、選り好みせずにモデルとして完璧にこなせるようにしておきましょう。
モデルの撮影風景ってどんな風なの?
どのような現場で撮影するのかイメージはつきましたか?
続いてモデルの撮影風景を簡単に説明していきます。
基本的にはモデルの撮影現場にはカメラマンさん、ヘアメイクさん、スタイリストさんがおり、
ロケ撮影の場合はモデルをきれいに、かっこよく撮るための準備として照明さんや美術さんがいらっしゃること、さらにはディレクションのご担当者様が同行されることもあります。
モデルの入り時間には大抵の現場では写真が撮れるように準備されていることがありません。
まずはヘアメイクさんがモデルのメイクやヘアセットやスタイリストさんによる衣装づけが終わったタイミングで基本的に現場が出来上がることがほとんどです。
撮影現場は常に動いている
ヘアメイク、衣装も完璧な状態、撮影現場も準備が完了したタイミングでやっと撮影が開始になります。
撮影が始まったいざ撮影が始まっても現場は常に動いています。
モデルがポーズを取ったときに髪型が衣装が崩れてしまうことが多くあります。
またアパレルの撮影ではワンシーズン先の季節のコレクションを着て撮影するため、夏に冬服の撮影があったり、冬に夏服の撮影をすることも少なくありません。
そうなってくると汗が止まらなくなってきたり、体が冷え込んでしまうことが予想されます。
そんな時でもヘアメイクさんやスタイリストさんは親切に衣装や髪型を直してくださいますし、モデルの体を冷やすまたは温めること準備をしてくださいます。
ですのでモデルは自分のために数多くの人が動いているという意識を持って撮影に望む必要があります。
現場に向かうまでに基礎は身につけておこう!
以上の説明でなんとなく察して頂いているかと思いますが、皆さんがイメージされているよりも撮影を行うまでに手間と時間がかかっていることがほとんどです。
ですのでどこの世界でも当然のことですがモデルは時間厳守、遅刻厳禁です。
またモデルの力量(ポージングや表情の引き出しが少なかったり、欲しい画のようにポーズできない)が足りないことによって、時間がオンタイムよりも押してしまうことも少なくはありません。
このような状況になってしまえば、次回の仕事に呼んでいただけないことが多く、本当にひどい時には事務所に仕事を依頼することをやめるなんて事態にもなりかねません。
現場や撮影風景、流れのことを知った上で突然仕事が入った時でも万全の状態で撮影できるように日々スキルを磨いておきましょう。