モデルになりたい方にとって、ギャラ(出演料)は気になるポイントですよね。
一見、華やかに見えるモデルの世界かもしれませんが、ギャラ(出演料)は非常に現実的な問題となります。
- モデルとして活躍したいけれど、モデル1本で生活できるのか。
- 有名なモデルになったときにどれくらいのギャラになるのか。
そんな気になるポイントを解説していきます。
モデルのギャラ(出演料)の相場や実情
実は、モデルが得ることができるギャラ(出演料)は、仕事の違い、モデル自身の違いよってかなり開きがあります。
仕事によるギャラの違い
まず仕事内容でのギャラの違いです。
一言にモデルの仕事と言っても種類は様々ですよね。
1日のスチール撮影で5万円という仕事もあれば、2時間のCM撮影で30万円という仕事もあります。
- 撮影の種類(スチール・動画・CM・ショー)
- 撮影の日数・拘束時間
- 各媒体に使用される期間
- クライアント・企業の認知度
など、一見同じような仕事でも、ギャラが変わる要素はたくさんあります。
モデル自身によるギャラの違い
仕事内容が全く同じでも、モデルごとにギャラ(出演料)が何倍も違う、ということは珍しいことではありません。
例えば、広告用のスチール撮影のモデルのギャラの場合、
安ければ1万円前後ですが、トップモデルになると15万円前後
といった具合に、かなり大きく変わります。
- モデルの認知度
- モデルの容姿・雰囲気
- 撮影時の表現力
- 実績
- 所属事務所
など、ギャラが変わる要素はたくさんありますが、「ギャラが高くても呼びたいモデルかどうか」が重要です。
他のモデルのギャラを知らないことが多い
モデル業界では、他のモデルのギャラを知らないことがほとんどです。
お互いのギャラを教えたり、聞いたりすることを禁止しているモデル事務所もありますし、暗黙のルールとしていることもあります。
仲の良いモデル仲間や、親しいモデルの先輩などに聞いて初めて知ることも多いようですね。
モデル事務所所属とフリーモデルのギャラの違い
実際にモデルのギャラ(出演料)は、 モデル事務所(モデルエージェンシー) に所属しているか、フリーモデルかで少し事情が変わります。
モデル事務所側が決める相場が目安になる
モデル事務所(モデルエージェンシー)に所属しているモデルであれば、モデル事務所側が設定しています。
フリーモデルの場合は、モデル事務所(モデルエージェンシー)に所属しているモデルのギャラ(出演料)の相場との比較で決まることがほとんどです。
モデル自身の価値と仕事の内容で相場が決まる
モデル事務所(モデルエージェンシー)所属のモデルの場合、1人のモデルに対してこのモデルなら、撮影の仕事は5万円〜、ファッションショーは3万円〜、という風にモデルごとにギャラの相場を決めていたりします。
そのギャラ(出演料)に対して、モデル事務所(モデルエージェンシー)は合うモデルを仕事の候補に出したり、オーディションに参加させたりという形が多いです。
中には、モデルのギャラ(出演料)から決めるのではなく、とりあえずイメージに合うモデルを徹底して探すクライアントもいるので、必ずしもギャラ(出演料)だけが判断材料になるわけではありません。
「呼びたくなるモデル」になればギャラは上がる
モデルは自身のギャラ(出演料)を上げていくためには、実績を重ね、業界内での認知度を上げて行く必要があります。
年数を重ねればギャラが上がるという単純なものではありません。
撮影したアイテムの売れ行きや、影響がギャラにも響いてきます。
やはり、モデル自身も、ギャラ(出演料)が上がると嬉しいものです。
しかし、ギャラ(出演料)をモデルが上げて行くことで呼ばれなくなる仕事も増えて行きます。
そこで、よりモデルはレベルアップし、ギャラが高くなっても呼びたくなるようなモデルになっていく必要があります。
モデルのギャラ(出演料)の相場は仕事の種類による
また、上記の様なモデル事務所(モデルエージェンシー)が決めるギャラ(出演料)の決め方以外の要素があります。
仕事の種類や内容によるギャラの違い
モデルの仕事でも、撮影の仕事、撮影でもCMなど動画やスチール、また、ファッションショーなどショーの仕事があります。
その仕事の内容によっても、ギャラ(出演料)は変わります。
モデル同士での会話などで、
- 撮影の仕事は比較的、ギャラ(出演料)が高い
- ショーの仕事はギャラ(出演料)があまり高くない
などと耳にしたりします。
ファッションショーのギャラは意外と高くないのですね。
パリコレやミラノコレクションなど有名コレクションのメインモデルなどは、ファッションショーでもギャラ(出演料)は高額になります。
撮影の仕事はギャラが高くなる傾向がある
しかし、多くの一般的なモデルからすると、撮影の仕事の方が比較的、ギャラ(出演料)が高くなる傾向はあるかもしれません。
特に、CMや通販カタログの撮影などは、ギャラ(出演料)の相場は高くなることがあります。
CMでも放送される地域の広さや、流れる期間(クール数)などでもかなり変わってきます。
長い期間流れる場合は、モデルのギャラ(出演料)は高くなり、放送期間が延長されると延長料なども入ります。
使用期間が長くなると、当然、スチール撮影でもギャラ(出演料)は高くなります。
通販カタログなどが、ギャラ(出演料)の相場が高いのは、使われる期間やクール数が長いためでもあります。
モデルのギャラ(出演料)は客観視する要素となる
当事者のモデルは、自分のことだけでなく、様々な場所や人から、ギャラ(出演料)についての情報を得ていくことも必要でしょう。
自分に仕事がある、あまりない、その理由の1つとして、ギャラ(出演料)が相場に合ってない、という可能性もあります。
ギャラ(出演料)が相場より安いからたまたま自分は仕事に呼ばれる、ということもよくあるでしょう。
ギャラ(出演料)は客観視な要素であるため、ギャラ(出演料)から自分のモデルとしての立ち位置を自覚しましょう。