一般的に「モデル」と聞くと、背が高くて、スタイルが良くて、雑誌に出ていて多くの若者の憧れの的になっている、ファッション誌やファッションショーの華やかな世界で活躍している人たちのことを「モデル」と認識している人が多いと思います。
ですが、モデル業界は、そのような華やかな世界の「モデル」だけでなくさまざまな「モデル」の種類が存在します。
その中の一つである、動画モデルについて説明していきます。
動画モデルについて
動画モデルは、テレビのCMやWEBCMやむミュージックビデオなどの商業的な媒体に登場し、企業のブランドイメージを高め商品を宣伝するために仕事をします。
また、動画モデルの場合、的年齢はなくコマーシャルの目的や内容によって、何歳からでも活躍することができます。
動画モデルは、「実際に購入を考えている」「CMやMVもみて購入したくなった」などお客さんの購買意欲をそそることが大切なので、一般の人が親しみやすく、憧れを抱きやすいルックスのモデルが起用される場合が多いのが特徴です。
動画モデルに求められること
動画モデルに求められることは演技力になります。
しかし、演技力をすぐに高めるという魔法のような方法はありません。
演技力とは、小手先のテクニック等を身につけたからと言って突然上手くはならないです。
日々の意識や努力によって演技力は伸びていきます。
日常生活から学ぶこと
演技は基本的な日常からも学ぶことができます。
例えば、「痛い」という発言、表情、動きなど痛い度合いによってさまざまな表現をすることができます。
大袈裟に痛がるのか、ボソッと痛がるのか、クールに痩せ我慢で痛がるのか、怒りながら泣きながら痛がるのかと色んな痛がり方が存在します。
ですので、日頃からさまざまな発言、表情、動きなどを演技として考えた場合という思考で観察していると自然と身につくことができます。
もちろん、ただ考えているだけではいざ本番で活かすことはできませんので練習は怠らずにやりましょう。
演技力の基本は3つ!
演技力を伸ばすためにはまずは基礎が必要になってきます。
演技の基本は3つに分けることができます。
①発声
演技以前に人前に話すときに何よりも重要な要素は発声です。
「声が相手に聞こえていない」「マイクでも声をひろうのに大変」といった声量では、どれだけ良い演技をしていても、声がとどいていない、気持ちをつたえることができないので表現ができないと思われてしまいます。
まず発声をするためには、腹式呼吸という呼吸法を体得してください。
②表情
次に重要になってくるのは表情です。
表情には、人間の喜怒哀楽の感情でさまざまな現れ方があります。
日頃から喜怒哀楽が豊かな方は意識をするだけで自然にできるかもしれませんが、喜怒哀楽が苦手な方は、日々トレーニングが必要です。
トレーニング方法は、至ってシンプルです。
まず鏡を用意して、自分の中での喜怒哀楽の顔になってみてください。
鏡に映っている表情がその感情の時のあなたの顔になります。
それが客観的に見て気持ちが伝わるかを判断基準として伝わるようになるまでトレーニングしてください。
表情は自然と出てきます。
鏡で客観的に見てみないとわからないものなので定期的に確認する事もトレーニングになります。
③表現
最後に演技で必要な力として表現です。
表現というのは、相手にきちんと伝わることで、できているかを確認できます。
「独りよがりの演技をしていないか」「意味を取り違えていないか」など、これは動画で撮って自分一人だけで確認することも大切ですが、客観的な意見も必要になってきます。
自分の演技を誰かに見てもらうことが一番大切です。
自分の伝えたい感情や目的が見ている人に伝わっているかどうかを確認してみてください。
見ている人に伝わっていないと勿論ダメですし、伝わったとしても感じとってもらったニュアンスがまで正解でないと確実に伝わっているとは言えません。
SNSを活かした動画モデルの練習法
近年では、SNSでの発信からモデルになったり、仕事が舞い込んできたりとしています。
そこで、色々な動画を撮ってSNSにアップすることにより自分自身の練習にもなりますし、身内だけでなく知らない人からの客観的な意見なども聞けます。
特に、反応が薄い投稿などは、需要がないつまり良くなかったと数字でわかるので、凄く良い効果になります。
動画アップの練習法に最適なのは、無料で簡単に始められるTikTokがおすすめではないでしょうか。
ぜひ色々な方法、手段で練習を重ねてみてください。
演じる役は基本的には人です。
人には気持ちがあるので行動する事ができます。
その行動が演技になるので、このセリフはどんな気持ちで言ったのだろう、このセリフと表情で言って相手はどんな反応をするのだろうか?
最終的には役になりきることが自然な演技が出来るようになる最大のコツです。